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■ 宇フォーラム・KV21 第53回展「宣戦布告 FCOQ展」 |
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場所:
期日: |
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宇フォーラム・KV21 国立市東4-21-10
2013/04/14(日)〜04/28(日)
木・金・土・日のみ開館 PM1:00〜5:00 |
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■宣戦布告 FCOQ展
アバンギャルド(前衛)とは市民革命の時に最前線に立ち体制派と闘った勇者に由来する。
その後、印象派やキュビストたちは前衛と呼ばれた。日本においては坂田一男が前衛を標榜し、体制(権威、商業主義、アカデミズム)と闘う事を唱えた。一方、書の世界でも、前衛を謳う人たちがいた。
今日、あえて前衛を標榜する意味をさらに付け加えると、かつて前人がしたことのないことをする、ということだ。
F: FREEDOM (自由)
C: CREATION(創造)
O: ORIGINARITY(独創)
Q: QUEST(探求)
秋山峨堂、浅田典子、有賀瑚風、内山彩白、梅木仙隆、川上蒼石、河村奎舟、河村奎舟、河村雪華、椎木江泥、鈴木蓉春、中里紫泉、中村杏風、野坂みい、平松輝子、横山松濤、(参加者アイウエオ順)
■FCOQ展開催にあたって 宇フォーラム美術館FCOQ展実行委員会
我々は毎年秋に有楽町で展覧会を開いていますが、そこへふらりと寄られたのが平松朝彦さんと啓子さんでした。当時はまだ面識もなく、宇フォーラム美術館の館長とその奥様とは知る由もなかったのですが、やおら1冊の図録を手渡されました。『Teruko HIRAMATU Spirit of Japan』と表紙に記されており、ページをめくると驚きました。そこに印刷されている作品はアート色が強いとはいえ我々が日頃取り組んでいる系統のものが、かなり多く掲載されていました。
ところで我々のグループは「布(ふ)穀会(こくかい)」といって前衛書のさきがけ上田桑(そう)鳩(きゅう)をルーツとしており、今年で37年目を迎えます。桑鳩は1899年生まれ、平松輝子さんは1921年生まれ、その差は22歳ですが、どこか同時代の空気を感じさせます。輝子さんの師坂田一男さんの「前衛とは最先端であり、誰の真似もしないことである」という姿勢は、そのままそっくり「他人の真似はするな、自分の真似もするな」という桑鳩の生き方に当てはまります。抽象美術と前衛書とジャンルは違っても、創作者としての純粋性を貫いた師を持つもの同士の親近感を我々は感じないわけにはいきません。
昨年の2月に宇フォーラム美術館を訪れた際、輝子さんの作品を間近に観て、その数の多さと層の厚さに、ひたむきに追求して生み出す作家魂を強く感じました。また9月には宇フォーラム美術館会員展に参加することができ、絵画・立体・写真・絵本などバラエティーに富んだ館会員の仲間入りを果たすことができました。
布穀会も、今までかなりの個性的な作家を輩出してきましたが、今回、宇フォーラム美術館で開く展覧会にFCOQという名称を敢えて付けたのは、我々も次なるステージを開拓したいという気持ちの表れに他なりません。
F=future(未来)
C=creation(創造)
O=originality(独創)
Q=quest(探求)
FCOQ=フコクという語呂合わせでもありますが、初心を忘れず常に新しさに挑戦する意気込みは失いたくない、というところです。
そして何よりうれしいのは平松輝子さんという大先輩とともに展覧会をご一緒できるということです。輝子さんの作品は若々しく、いつも瑞々しさに溢れていますが、我々も自身の内なる情熱を負けずに表現できればいいな、と思っています。
皆さんがFCOQ展にいらっしゃることをねがってやみません。
布穀会のホームページも合わせてご覧いただければ幸いです。
http.//fukokukai.jpn.org/
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