U-FORUM MUSEUM
宇フォーラム美術館
スケジュール
展覧会情報
概要
平松 輝子
二紀 和太留
坂田 一男
ご連絡先・交通案内
■ 宇フォーラム・KV21 第19回展 スペインの現代美術展"カタルニアの風"
展覧会の様子を見る
場所:
期日:
入館料:
宇フォーラム・KV21 国立市東4-21-10
2003/10/2(木)〜11/3(月)木・金・土・日・11/3月のみ開館 PM1:00〜5:00
\500円 会員無料
作者プロフィール
■ グスターボ カルボー.B
私が制作するにあたって、まず、色の延び具合、混食、練り具合など使いやすくするために岩石や化学色の粉を購入します。そして、作風のイメージが膨らんでくるように、用意されたキャンバス材ではなく、専門の工場から原布のキャンバス布地を仕入れます。このように私にとって、関心深いことは、物事、人生においての出発点、基点、伝統性、プロテスという時間の流れの神秘性なのです。
少し前までは日本について何も知りませんでしたが、日本の女性と結婚したことを機にこれまでと異なった世界、新しい興味深い認識が芽生えて来ました。これは大変幸運なことと思います。例えば今秋、KV21美術館をはじめ、日本で私の作品を発表できるという、いくつかの大きな出会いを期待しています。

■ 紀平晃子
スペインに住みはじめ、今年で15年という月日が経ちました。スペインに来てからヨーロッパの一国、スペイン-カタルニアの文化に出会い、同時に日本文化のすばらしさを発見しています。今回KV21美術館に出品する作品はMADE IN SPAIN. 当地地中海で制作したスペイン製の紙がほとんどですが、近年帰国の折は、和紙の産地に出かけて行って、和紙はもちろん、地酒におそばに温泉など日本の情緒をゆっくり味わうことにしています。関東地方での出品は今回が初めてですので、私にとって未知なる関東の地で、多くの出会いを今から楽しみにしています。

■ コルド セバスティアン
無秩序を構成するという苦悶に立ち向かって、ヒトがとり違いと混乱を干渉するはざまに立ち入り、非現実さを綴りあげる可能性を"CALIGNOMETRIAS-数学的書方術"は語る。点や線、交差、角などは、思考する創造能力を象徴し、数学という干渉形態の展開を構成する。

■ ホセ ポルティーヤ
未知の日本という国について、何か大きな歴史の流れというものを感じる。日本の絵画のその独特な表現について思うこと。例えば日常の小さなことを取り上げているようでありながら、しかしはるか宇宙的な大きなものに向かっているように、奥深く、見るヒトの心の中に入り込むようだ。
さて、私自身の作品について。黄土、褐色土材などの色の調子を、カスティーヤ地方黄金色の土(ホセの出身地)、そして地中海(カタルニア)の青を表現している。自然の中で自然とともに私自身が生きていることを常に共感しつつ、そして私の感じる事、感動や衝動などを厚く塗りあげた画面に表現している。プリズムの結晶をのぞいてみよう。光の閃光とその放射、続いて私自身が見る心の風景をまるでブラインド越しにのぞくかのように。プリズムの光の中で私は、時と空間の融合を意図している。

■ ヴォルフガング ベルス
1985年に故郷のドイツを離れ、地中海のカダケスに制作生活のため移動。ここで、"ARTERRA。大地の美術"が誕生。このシリーズは、美術的な創作表現を自然のカタチ、素材を通じて表現するというところから展開した現在のテーマで、オリジナルな技法である。1992年に国際美術グループアテネウ設立。1997年に初来日。名古屋、兵庫県で展覧会、名古屋の美術大学でインスタレーション、ピアノを弾きながらの講演会を行う。近年バレアレス諸島のマヨルカで二つ目のアトリエを持つ。
初回の来日で日本の伝統文化が自然に近い距離であるということに興味深く印象を持つ。自然を尊敬する生活習慣を見て、近年自然破壊が多く見られる世界の時勢のなかで、伝承されるべき文化の美しさ、またその必要性を感じている。

■ 二紀和太留
スピリチュアル スポットNo.2
線と円
天の光マンダラ 他
back