余白こそわが宇宙 余白こそ全宇宙、これは禅の思想であり、無の中に万有があるという思想です。大きな余白の中のシンプルな形。 白壁と木で作られた昔の家 襖絵や掛軸の余白 それが日本の伝統美の核心です。それは又、西洋的物質文化に占領された、日本人の心にふしぎに清新にひびくのです。 多くの人が私の絵を見て、新鮮なものを感じて、心が浄められたと言われます。 これは 世紀の一つの方向ではないでしょうか。